目の問題、これも意外かと思いますが、実は足から来ていることが多いんです。

あくまで傾向としてですが、からだは、「末端の問題は遠方に行きやすい」という特性があります。
逆にお腹など中心にあるものは、意外とそのあたりに留まります。

目・頭などの病気や症状の場合、経験的には、多くが足から来ています。
目だけではなく、たとえば緊張型頭痛なども足からが多い。

白内障や緑内障は、加齢などの要因もありますので、足を操法してすっかり治るというのは難しいかもしれませんが、けっこう変化があることもあります。

Eさんは網膜はく離とのことで、目に光が差し込むことがあるというお話です。
流れを読んでいきますと、明らかに足元からテンションが突き上げてくる感触があります。

Eさんの場合、足の指の関節の詰まりが、遠く一直線に頭部までテンションがかかり、それが目のポイントとなる後頭骨の箇所に圧迫をかけていました。
ですので足の指の詰まりをていねいにほどいてゆきます。

こちらも手の指の操法と同じく、詰まっている関節と指先を軽く両手で合わせるようにします。
そうしますと、からだの方で自働的にゆるんでくるのです。

その後、目に光が差し込むことはなくなったそうです。