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    なぜ、それまでなにをやってもよくならなかったのか?


以上、どこの、どのような病気・症状でも操法でおこなうことはすべてただひとつです。
すべてあるがまま、流れを読んで観察をし、自然の法則にしたがった操法をする以外にはありません。

しかし、私のようなところにお越しになる方々のお話をうかがいますと、それまで病院や整体、ハリ、その他いろいろ試してから、どうともならなくて見える方も多いのが実情です。
なぜ、なにをやってもよくならなかったのでしょう?

それは、あえて言ってみれば、単に調整するべきポイントがズレていたことが大きな原因だと思われます。
ほとんどのものは、症状の出ているところと大本の原因となるところはてんで離れているのです。


病院でも手技療法でも、だいたい症状の出ているところしか目が行かない。
それでは何回やってもよくはなりません。

たとえば既述のぜんそくのAさん、この場合は腕の骨折跡を調整しなければ気管支の過敏は治まりません。
狭心症のBさんは、左手の指を調整しなければなにをやっても心臓には負担がかかり続けます。

大切なのは大本となる黒幕を暴き出すことで、そのためには正確にからだを読み、観察をすることが求められます。
決して表に出ている症状に惑わされてはならないのです。



     
椎間板ヘルニア・脊柱間狭窄症
          
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